私とパーソナルカラーとの出会い

この度、所属しているパーソナルカラー協会の公式テキストが増版になったという嬉しいニュースを受け、私とこのカラーメソッドとの出会いについて書いてみたくなりました。少し長いけれど、お付き合いください。

 

 最初に「色を職業にする」という事を知ったのは、二十歳前でした。現在アラフィフですから、今からおよそ30年近くも昔の事です。

 

 同僚のお姉さんの友達(遠っ!)がパーソナルカラー診断を始めたというので、モニター(…と言っても1万円くらい支払いましたが)をしました。

 

 あとになって分かったことなのですが、当時のパーソナルカラーというのは、アメリカから輸入されてきて間もなかったようです。

パーソナルカラーというのは、肌や瞳、髪の毛の色、年齢やお肌の状態、その人の持つ雰囲気などにより変わってきます。

日本人でも変化するものが、アメリカ人と日本人が診断結果が同じわけがありません。

 

あの当時、アメリカから入ってきたばかりで、日本人向けに充分な研究や改良がされていなかったことも、これからお話しする「悲惨な結果」を招いた原因だと思われます。

 

でも、彼女たちは先見の明があったのですね。彼女たちの名前も顔ももう覚えていませんが、私よりいくらか年上の彼女たちが、今も診断を続けているとしたら、どこぞの協会なりスクールなりでそれなりの地位を得ているのでしょうね。

 

さて。

その気になる結果は…プロのアドバイスとして「受け入れなければいけないんだろうけど」もやっとした、というのが正直なところです。
(これについても、アドバイスを「受け入れなければいけない」なんて誰が言ったのでしょうね!と過去の私を慰めたいのですが)

 

それらの色のグループが似合うといわれた理由はわからなくもないのですが、私は「それらの色を纏った自分がキライ」でした。

 

しかも、その色のグループのリストを渡されても、「私にはグッドがちょっとだけ」だったんです。

リストの中から、特にその人にはおすすめの色の場合は「グッド」と言って銀色のシールが横に貼られました。

 

一緒に受けた同僚は、居るだけで目を惹く美人でした。

彼女には私と違うグループが提示され、「グッド」「グッド」…そして

「エクセレント」「エクセレント」…と、続きます。

 

え、エクセレント?!

 

私の中には、そんなの、無い。

そう思っているうちに、同僚のリストにはエクセレントを示す「ゴールド」のシールが燦然と輝いて増えていきました。…差。

 

高いお金を払って、嫌な気分になる…

所詮美人じゃないと、着るものさえも限られるってこと?

お洋服で見た目をアップしようなんて馬鹿な願いだった?

(今の私ならはっきり言えます!そんなこと絶対ない!!)

 

高いお金を払って、嫌な気分になる…

を、通り越して、

わざわざ高いお金を払って、嫌な気分を買ってしまったのでした。

 

それからというもの、もともと容姿に自信があったわけではない私は

ますます自信を失い、「生き方変えたい」気分で過ごしました。

 

でも、あの時、人生下り坂にならずに済んだのは、

容姿に対する自信喪失の陰に、私の中に「いつかきっとこのもやもやを

自力で解決したい!」という想いがあったからでした。

 

当時の私は、自信が無いなりに、お洋服は一生懸命考えて、いろいろな色にチャレンジしていました。

 

その中で、なんとなく

「この色着ていると肌が澄んでる!」とか

「この色の時は、疲れて見えるしくすみがひどい」とか

「この色を着ていると賑やかそうに見える」

「冷静に見える」

というものを体得していて、心のどこかで

「もっと似合う色は他にあるはず!」

と思っていたのでした。

 

それから4半世紀経って、まずは試しに自主学習をして、東商のカラーコーディネーターを取得しました。

 

私が色の勉強をしたかった理由はもう一つありました。

それは、主人が少し色に関わる理系の仕事をしているので、私は度々感覚で色の事を語って論破されていました。

「感覚でモノ言うな」と言われるのが悔しくて、悔しくて、知識を得て主人に論破されない自分になりたかったことと、「似合う色選び」のモヤモヤの解決と、2つでした。

 

さらに何か色の勉強をしたいと思っていた時に、いくつかのメソッドやいくつかの協会を調べましたが、他のところには、主人の知り合いが講師や監修で入っていたのです。主人の知り合いに色の勉強をゼロからスタートしていることを知られるのも、その途中経過や試験を審査されるのも気恥ずかしくて、そうでないところを探したら、現理事長のトミヤママチコ先生率いる「日本パーソナルカラー協会」だったんです。

 

この偶然が、素晴らしい出会いだったと思います。

 

ここで習った最大の学びは

「似合う・似合わないは主観的であること」

「カラリストとして誰が見ても同じ評価をする理論が存在すること」でした。

 

「ああ!だからあの時、似合うと言われた色であんなに嫌な思いをしたんだ」とストンと落ちました。

 

Aさんが見たら、似合うっていうかもしれないけど、

Bさんが見たら、似合わないっていうかもしれない。

 

そこには、AさんとBさんのそれぞれの「主観的好み」が

反映されてしまうから。

 

他人の評価は、自分のそれとは違う可能性がある、ということです。

 

私と、あの時のカラリストには、主観的好みの違いが存在していたのです。

 

もちろん、いくら良いだの嫌いだの言っても、

きちんと理論として「こうだから、こう」というものは存在します。

が、その「こう」は見る人によって違っては混乱してしまいます。

誰が見ても「こう」であることが存在するのです。

 

それを見事に解決する信頼できる色彩理論が

「パーソナルカラー協会のオリジナルの色彩理論」でした。

(協会のメソッドではそれをしっかり学べます)

 

その信頼度の高さは、ファッション業界や美容業界において

この色彩理論が研修や商品開発にとりいれられていることを知れば

言わずもがな、です。

 

みんな自分の事は、自分が一番わかっています。

(自分がなんだかわかりにくくなっているとおっしゃる方は、

ぜひTCカラーセラピーをおすすめします)

ですから、

 

自分がどうありたいか、

自分をどう見せたいか…いや、魅せたいかで、

 

もっとポジティブに色を使いこなしましょう!!

 

スタジオ・ディゾンネのカラー診断ベースカラー診断

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