認知症予防のためのアロマ

ようこそ「Studio die Sonne」へ

快適空間コンサルタントの山内陽子です。

 

「たけしのみんなの家庭の医学」という番組で、鳥取大学医学部 保健学科の浦上教授による認知症予防のためのアロマテラピーが紹介されてから、大変な反響があり、いかに今、多くの方が認知症やアルツハイマーについて関心があったり不安を感じているのかと驚いています。

私も周りの人からよくこの話題を頂きます。

 

浦上教授は、番組の中でそのレシピを公開していらっしゃったので、試された方も多いと思います。

難しい調合が要らないですし、比較的どなたにも馴染みのあるエッセンシャルオイル(精油)を使いますので、アロマテラピー初心者の方でもトライしやすいですよね。

 

最近、私は、これについて興味津々だった「実験?」をして遊んでいるところです。

 

例えばラベンダーを例にとっても、色んな香りがあるのをご存知ですか?

一般的にラベンダーといって指すのは学名が「lavandula angstifolia」という種類です。

 

他にもラベンダーの仲間の精油にはラバンディン=「lavandula hybrida」とかラバンサラ=「 lavansara aromatica 」などがあります。

園芸種で考えると、これらの仲間たちには、純正ラベンダーよりもいろいろな地方のいろいろな気候に耐える様に品種改良されている物や、育てやすくなっているものなどがあって重宝します。

 が、アロマテラピーでエッセンシャルオイル(精油)をいう場合は、種類が変わると芳香成分も変わってしまうのでちゃんと学名まで確認しましょう。

 

私が「色んな香りがある」というのは、もちろんこの種類のことではありません。

 

同じ「Lavendula angstifolia」でも、原産地が違ったり、メーカーが違ったり、ロットが違ったり

するとほんの少しずつ香りが違うんですよ。

 

前に

「私ね、ラベンダーのニオイ(香りじゃなくてニオイと言ってました)が大嫌い!薬臭くて気持ち悪い」という方にお会いした事があります。

 

私もどちらかと言えば、ラベンダーの香りがそんなに好きじゃない方なのですが、これは私の血圧が低いからのようです(これについては、いつかまた別の記事で)。

けれども、彼女の場合はそうではなくて、別の理由がいくつかありました。

 

ひとつはお義母さまがラベンダーの香りにはまって、家中に“強く”香らせたことに起因します。

いつでもどこでも香るので、刺激が強過ぎて不快感を招いてしまった上に、お義母さまとお嫁さんである彼女の関係がとても気を使う物であったためにニガテ意識と香りが結びついてしまったこと、が理由です。(この場合は、お義母さまとの関係の改善が先ですね…笑)

 

もう1つの理由は、「たまたまそのお宅で使っていたメーカー」のラベンダーの香りが彼女の好みと違った、ということが挙げられました。

試しに私が愛用しているメーカーのラベンダーの香りを試してもらうと

「あれ?薬臭くない。ちょっと甘いね。これならいいかも。」と言って驚いていました。

 

レモンを例に挙げても、爽やかさが際立つものと、苦みを感じるもの、甘みを感じるもの(全て味覚じゃなくて香りですよ、念のため。飲まないで下さいね!!!)と、違って感じます。

 

前出の番組を見ていた時に、出演者の方々が昼用ブレンドと夜用ブレンドを嗅ぎ比べて、

「ツンとする」とか「(こっちのほうが)好き」などと感想をおっしゃっているのを観ましたが、

これもメーカーやロットを変更する事によって、どちらの香りも、より好ましい香りにブレンドすることが出来ると思います。

厳密にいえば、メーカーやロットが変わると極わずかに成分のバランスが変わるでしょうが、

この場合はさほど影響がないのではないかな、と予想しています。

これには科学的な分析と医学的な分析の両方が必要なので、個人では難しいですが、出来れば調べてみたいですよね。

 

ちなみに、私はわりとひとつのメーカーのエッセンシャルオイル(精油)を好んで使います。

いろいろ使ってみたのですが、ここのものが大抵の場合好みの香りだからです。

特にこのメーカーのラベンダーが好きです。

 

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