スマイルソックスを応援します。

ようこそ「Studio die Sonne」へ

快適空間コンサルタントの山内陽子です。

 

「ボランティアなんて、人知れずやればいい。」

 

私は基本的にいつもそう思っています。

「ボランティアしています」と、公言することに対して

抵抗がない、というとウソになります。

いや、「ひどく抵抗を感じる」がほんと。

 

私にとってのボランティアというものは、そこにある「現実」と「自分」の間においてのみ成立したいものです。

ボランティアというものに対して、募る方は「協力をあおぐ」ことと「協力をあおる」ことの違いが微妙なケースも多いと感じるからです。

また、ボランティアする方も、ボランティアは「自分がしたいし、出来るから、する」のであって、「しなきゃならないとか、しないと周りから白い目で見られるからする」ものであっては違うと思います。

 

ボランティアしませんか?という話が面と向かって貴方の前に持ち上がったと仮定します。

その時に貴方が「え、そんなこと言われたら《断れない》じゃない」などという意識をもつとしたら、

それに対して違和感を覚える、ということです。(あくまでも私の個人的な感覚ですよ。)

したくなければしなければいい。しなくちゃいけないものじゃない。だけど、したいという気持ちが自然と自分の中に沸いてくる、そういう人間でありたい。です。

 

これについては賛否両論あるのは分っています。

上手く説明出来ないので、「そこ違うでしょっ」とご指摘を受けるかもしれません。

あくまでも、これが、私のボランティア観です。(え?聞いてない?失礼しました〜)

それをどなたかのお考えと摺り合わせて戦わせようなどとは微塵も思っていませんからね。

 

しかし、一方で、ボランティアの中には、声をあげていかないと成立していかないものもある、ということも認めています。

 

こんな私であっても、「これだけは広めたい」と考えている募金活動があります。

 

それが、この「ドナルド・マクドナルド・ハウス基金のスマイルソックス」です。

最近お騒がせのマクドナルドが母体です。

 

アメリカに住んでいた時、近所に「とてもかわいいお家」を見つけました。

いかにもアメリカらしいお家で、家の玄関には木のベンチがあり、ドナルドが、リラックスした

ポーズで腰掛けているお家でした。

 

通るたびに気になっていたので友だちに聞きました。

「あの、かわいいお家は何?」って。

 

彼女はちょっと驚いたような顔をして「ドナルドハウスよ。知らない?」と。

 

この時初めてドナルドハウスというものの存在を知り、(この直後に日本にも1つ目が建てられる事になったようですが、)その時から、日本にどうしてこれがないの?日本にもあればいいのに!と、強く思いました。

 

 

これについては、少し、私の家族の話をします。 私の弟は先天性の難病で、病気が見つかったのは小学校の中学年。 この病気は日本では大変珍しくて、当時、弟ともう一人の女の子しか患者がいませんでした。 原因もわからなければ、治療法も対処的で、しかもある1つの病院でしか診られない。


幸い関東地方の中同士でしたから助かりましたが、それでもバスや電車を何回も乗り継いで、片道ゆうに2時間はかかる場所でした。弟はとても長い間病院で生活する事になり、母を始めとして家族は通うのが本当に大変だったのを覚えています。


病院は完全看護でしたから家族は泊まれません。 だから毎日母は通っていました。 冬のある時には、関東らしからぬ大雪となり交通がストップしてしまい、途中の駅で足止めをくったと連絡があったこともあります。当時は今の様に携帯電話が普及しておらず、公衆電話を探して連絡して来た事自体が大変だったはずです。この日は寒空の下、3時間以上も待った後に鉄道会社によって代替輸送のために用意されたバスに乗り、母は、半日以上もかかって夜遅くにようやく帰宅しました。


それから数十年経ち、私は双子を出産しましたが、この双子もまた先天的にそれぞれ違う疾患を もって生まれてきたので、私はかつての母ほどではありませんが、病院通いをすることになりました。

それは帰国しても続いて、日本で紹介された病院がこれまた近いとは言えなくて。


結局片方は薬を飲んで後に治るのですが、もう片方は手術をすることになりました。 約1週間、双子の一人を置いて(大きい病院では入院患者本人で無い限り、小さい子どもは入院病棟には入れないんですよね)もう一人のために通うというのは心身ともにかなりきついです。


まあ、結論から先に言えば、弟は数年の病院生活を(時々は自宅の方でも生活しましたが)経て、 今は元気に大人ですし、双子の娘も「長生き出来ないかしら?」なんて心配したのがウソの様に 現在は「丈夫だけが取り柄で体力余ってる系」です


こういった経験をした者として、ドナルドハウスが日本にももっと身近にあったら どんなに良かっただろうか、と思います。


子どもの病気は、本人にとって辛いのはもちろんですが、家族にとっても本当に辛いものです。 ただでさえ高額な治療費に頭を悩ませるケースも珍しくないのに、お見舞いの近い親族・親ですら ホテルをとる以外に居る場所がない。近所に必要な病院があるとは限らない。ホテル代は大変な負担です。


でも、病気の子どもはきっと、お父さんやお母さんやご家族が顔を見せてくれたり手を握ってくれたら自己治癒力が高まります。早く良くなります。


もし私が億万長者だったら、日本にいくつものドナルドハウスをポンポンと建てたいです。


けれども、まさかそんなことは出来ませんので、こうしてドナルドのスマイルソックスを 1人でも多くの方に知ってご賛同頂けることを願うのです。

現在日本にあるドナルドハウスは、10軒。

でも、弟の治療に通った大病院の近くには今もドナルドハウスはありません。


スマイルソックスは300円以上の募金をした人が貰えます。

(ソックスの生産代金もドナルドハウスの建設費用にまわして欲しい、と思ったりもしています。)

↑ このように感じる場合は、ソックスを貰わずに、募金だけすればいいんですけどね。


スマホをハウスロゴにかざすだけで募金できるシステムもあります。

詳しくはこちらのホームページへ「http://www.dmhcj.or.jp/


そうそう、最後に大切な事をもうひとつ。


マクドナルドがこの募金に対して健全性を保っていることを前提として話をしています、 ということを書き添えておきます。

(募金が届いてない、というのはくれぐれもおこりませんようにと信じています)