NHK連続テレビ小説「まれ」から考える スタートの香り

 

ようこそ「Studio die Sonne」へ。

快適空間コンサルタントの山内陽子です。

 

なかなかテレビを観る時間がない私ですが、

今週の「さよなら桜もち」は気になるところがあって、出来るだけ観ていました。

塩田を潰してカフェをやりたいと帰ってきた息子ファミリーの行く末が気になって。

 

今朝、目が覚めると1通のメールが届いていました。

知り合いの社会人1年生の男の子からのメールだったのですが、彼は就職が決まって喜んだのも

束の間、生まれ育ったところを遠く遠〜く離れたところに着任となりました。

 

卒業間際に「いやだ〜、いやだ〜」と言っていたので、ずいぶん心配したのですけれど。

そんなに嫌がったら「内定おめでとう」が言えないじゃないか〜😖

 

私の知る限り、彼は知らない人にどんどん話しかけていくタイプではないですが、

社交性が低い訳ではまったく無いと思います。それに、良い意味でユニークで、人から好かれると

思うので、どこへ行っても大丈夫なのでは?と思っていたんです。

だから、不安がっているのが意外なほどでした。


そんな彼からの今朝のメールには、職場の人間関係が良くうまくやっている様子が

書かれていました。

 

なんだ、やっぱりちゃんとやってるじゃない。

大丈夫だったじゃない(笑)。

 

安心。

 

きっと彼のお母さんは私よりほんのちょっとだけ年上くらいじゃないかと思います。

彼がお母さんにも「いやだ〜、いやだ〜」を連発していたかどうか分かりませんけれど、

もし、お母さんがそれを聞いたら私の比じゃなく心配だったと思いますよ〜。

 

私の子どもはティーンエイジャーですので、もうすぐ義務教育が終わります。

その後どういう進路をたどるのか、これから本人と話しながら決めて行く事になると

思いますが、いずれ私のところから飛び立って行きます。

 

私自身も、実家から遠く離れたここ東北に住んでいます。

東北に決まった時、母は言いました。

「海外に行っちゃうと思ったときよりは、近いけど、あなたはいつも遠くだね」って。

このコトバがとても痛たたたた・・・でした。

 

そんなこんなで、私は今、旅立つ子どもと、その親と、両方の気持ちが

分かるような気がします。

 

「まれ」では、東京でうまくいかなくて、わがままを言って戻ってきた息子が、すったもんだの末

また東京へと再チャレンジしにバスに乗って行く・・・というお話でした。

 

深い深い愛情が伝わった事で、あの息子の新しい力になったのですね。

 

母親としては、元気に旅立って行った子どもに、失敗して戻ってくることなんて無いように願う。

けれども、万が一、そういうことがあった時には受け止めてやりたい。

いつでもフワフワのクッションでありたい。

 

もちろん、最初から「ダメなら帰るからいいや」なんていういい加減な気持ちでチャレンジ

するのは、結果も当然「それなり」にしかならないと思います。

後悔しない様に、今日は今日しかないので、全力でチャレンジして欲しい。

チャレンジ直前に、わざわざ確認しなくてもクッションはみんなにあるからね。

 

この、クッションって、かならずしも田舎じゃないし、お母さんとは限らないかもしれない。

私は田舎のない環境で育ちましたし、友人はお母さんじゃなくてお父さんのところに帰っていました。

親しい仲間のいるところかもしれないし、愛する人のところかもしれないし、愛おしいペットのいる我が家かもしれない。

 

だけど、それがなかなか叶わないのが忙しい現代人。

実はそのために私たちが居ます。

心地よい空間を自らつくりあげるお手伝いを致します。

ご自分の空間が快適だったら、ちょっとくらい嫌なことがあったとしても

明日の英気を養えますからね。

 

最後に。

スタートの季節におすすめの香りをご紹介します。

 

「オレンジ・スイート」の香りと「すみれ」の香り。

 

オレンジ・スイートは温州みかんのような、多くの人が好む香り。

香りに敏感な小さな子どもでもリラックスして、かつ元気がでます。

 

すみれは、その花が「人の間の垣根をさげる」と言われていて。

その花のパワーにあやかります。

 

新しい環境で研修やオリエンテーションも終わって

そろそろ落ち着いた先で新しいたくさんの出逢いがある頃ですね。

これらの香りで対人関係のドキドキを和らげられます様に。