ハッピー・サードライフ♪

熱さの厳しい東京で50年も大切に住まわれたご自宅を処分することになったR様。

一斉処分の前に、少しモノを見直したいということでお手伝いに上がりました。

とはいえ、50年!!大変なモノの量です。

 

ご自宅の処分をして、ご自身は高齢者住宅へお引越しされるのですが、なにしろ2~3か月しか時間がないとのこと。

 

なにからどうしてよいのやら、何しろ50年=半世紀!!ですので、

所持品の量もハンパじゃありません。

それに加えて多趣味なので、趣味の道具や資料、材料などがあらゆるお部屋に・・・

 

でも、新しい住まいへは全て持っていくことは不可能です。

 

まずは、じっくりR様のお話をうかがい、これまでの人生を振り返って、

どのような思い出やお考えで過ごしてこられたのか、とか、

どんな事物が象徴的なのかとか、何を大切にされているのか、とか、そんなことを

一緒に探すことに致しました。

 

すると、ある時期に過ごされた海外での暮らしがR様にとって大切な時代であることが

わかります。

ご高齢なので忘れてしまったこともたくさんありますが(ちなみに、私は高齢ではないのにいろいろ忘れてしまっていますが(笑))、この時代のことを話される時のR様は饒舌でした。

 

なので、この時代を象徴する思い出を中心に、インテリアをしつらえることをご提案し、

持っていくものは、今後新しい生活で存分に時間をかけたいと思っている過ごし方に必要な道具をなるべく残す方向で進めましょうということになりました。

 

また、生活必需品のうち、衣料品に関しては、あふれかえるほどお持ちでしたので、なりきりファッションショー(?)をして楽しく選ぶことに致しました。

 

まず、お召し物をトップス、ボトム、アウターと分け、さらにシーズンごとにわけました。

それから、すごく気に入っているお洋服や今まであまり着なかったけどこれからぜひと思っているお洋服、さらにはコーディネートのご提案などをしながら、最終的には90センチ幅の洋服ダンスに納まる量になりました。

 

肌着や靴下、ワイシャツなども未使用のものがたくさん出てきたので、この機会にすべて一新!

新しい下着はすっと背筋が伸びますね。

 

押し入れに眠っていたたくさんの引き出物の中から上質なバスタオルも出してきて、カラーをそろえ、それらを洗濯して糊を落としてふわふわにして持っていくことに。

 

最初は疲れて逃げ出したくなっていたR様でしたが(笑)

このころになるととても楽しそうに選んでくださいました。

 

途中、お客様がいらした時、ちょうど試着していた新しいデザインシャツ姿でしたが、

「選んでもらったんだ♪」と嬉しそうに自慢して下さったので、私も嬉しかったです。

 

今の時代、年齢を重ねると、片づけるという行為に悲壮感が漂う方も多くいらっしゃるかもしれません。けれども、あふれかえった、心を配りきれない量のモノの中から、

厳選して手入れをした、「上質に囲まれる生活にする」ということに気づいていただけたらご自身の明日からの生活が一層の輝きを増しませんか?

 

私にとって片づけは、常に過去ではなくて未来です。

 

それは、思い出をおろそかにすることではなくて(思い出は思い出として手入れをしてとっておきましょう)

身の回りの品々は、今日より今より成長してランクアップしたご自身を支える

道具であって欲しいと思うのです。

 

え?我が家にはそんな大したものないよ、ですって?

いえいえ、高級ブランドかどうか、なんてそういうことではありません。

 

持っているものの中から、特に気持ちがいれ込めるものをパートナーとして

丁寧に扱えるように保有する、という事です。

 

私のところにだって、そんなブランド品なんてありませんよ?

中にはもらったものや、拾ったもの、作ったモノだってあります。

けれど、見ていて幸せな気持ちになるもの、好きだな~と思うモノが、どーでもいいものに埋もれていない生活はやっぱり快適で楽しいんです♡

 

R様にはますます楽しいサードライフを送っていただきたいなーと切に願う私でした。

 

ちなみに。

現役でバリバリお仕事をしていた方が、定年退職を迎えるとセカンドライフといいますよね。

R様のこれからの生活は、さらに舞台を変えてまた新たなステージへと向かうので、

サードライフと呼ばせて頂いております。