七夕飾りを現代風に…

今日は七夕ですね。

 

七夕って雨の特異日らしいです。

私の記憶を辿る限り、雨の日の多いこと、多いこと。

 

織姫様と彦星様の出会える日は、

予定よりずいぶん減ってしまってますね。

 

このお話、私が小さい頃は、ずっと

王子様とプリンセスのように、

ロマンティックな恋のお話だと思っていたのですけれど、

すでにご夫婦なんだとかw。

 

今朝、フェイスブックに投稿されていたある方の記事で、

お嬢様が今日、彼氏とお弁当を一緒に食べるんだといって

朝から手作り弁当を作ってお出かけになったというのを

読み、ホッコリ致しました。

いいなあ、青春。素敵な七夕オトメ❤️

 

 

 

さて、前置きが長くなりましたが、

写真は、洋風のわが家にも合うようにアレンジした今年の七夕飾りです。

 

七夕の室礼には、ひとつひとつ大切な願いや想いが込められています。

それを尊重しながら、わが家風にアレンジしてみました。

 

  • 五色の短冊
    • 五色は、赤、黄、白、青(緑)、紫(黒)
    • 赤は感謝の心、黄色は人とのコミュニケーション、白は規律やルールを守る心、青は人間性、
      紫(黒)は知性や知識の向上を表すそうです。
    • その五色の色画用紙にツヤのあるトランスルーセントペーパーを重ねて麻ひもで束ねて。
  • 芸事の上達
    • 織姫様の奏でる琴の音が美しく鳴り響くのにあやかって…
    • わが家は娘たちが弦楽器を弾くので、小さな頃使っていた古い分数バイオリンの弓を飾りました。
  • 筆の上達
    • 今みたいにメールやラインがないので、美文字は必須!(今も字はきれいな方が良いけど)
    • お決まりの書道道具の硯と、小筆を置いたのは、茶道に使われる蓋置き。夏らしいカニさんがキュート。
    • 芋の葉についた朝露で墨をすって…といわれますが、代わりに朝露をもじって露草を。
  • 裁縫の上達
    • 例年は米沢の伝統的な米沢織に使う糸巻きを飾っていましたが、
    • 今年は、ヨーロッパの古い糸巻きのレプリカに紅いキルト糸を巻いてみました。
  • 星写しの器
    • 器にはった水は穢れを払うもの。
    • ここには梶の葉をそえるそうですが、形の似たぶどうの葉っぱを添えて
    • この水面に今夜、星がふたつうつると願いがかなうとか…
    • お天気が心配なので、すでに水面に映るのは、星とそっくりなクレマチスの紫の花。

娘Aの茶道のお道具をいろいろ借りています。

花を生けたのは、小さな香炉。こぼしに水を張って。

 

今夜はどうか、どうか、雨が降りませんように。

少なくとも、九州地方には今はこれ以上雨が降らないでください。